うみのクラシック部屋

クラシックをもっと知りたくなった、勉強したくなったあなたのためのブログ。

【ピアノ初心者のための楽譜の読み方】リズムの読み方①

こんにちは。うみです。

今日は、「初心者のための楽譜の読み方」シリーズの記事第5弾。


リズムの読み方の基礎をやっていきましょう!

リズムを読む、その前に・・・

楽譜を読むときの前提を確認してきましょう!

皆さんの楽譜のイメージってどんな感じでしょうか?

f:id:mizuHo:20210302004005j:plain


「なんか線がいっぱいあって、変な形のおたまじゃくしがたくさん並んでて・・・」

そんな感じ?



なんか、見た目難しく見えてしまいますが、




楽譜というのは、基本的に

2つの要素を表すためのもの

というのを押さえておけばまず大丈夫です!






逆に言えば、この2つの要素を押さえて読み方を覚えてしまえば、

誰でも簡単に読めるようになります!





では、その”2つの要素”とはなんなのか・・・?






それは、


①音の高さ

②リズム


です!





①音の高さについては、前回までの記事で書きました。
↓↓↓
blog.piano-mi66.me
blog.piano-mi66.me

のでこちらをご参照ください。



今日は、二つ目の要素、リズムの読み方をやっていきましょう!


リズムの読み方 基本

リズムはどうやって表されているのか?

blog.piano-mi66.me

こちらの記事で、

音の高さは音符の丸の位置で決まる


とお話ししました。


では、リズムは何で決まるのか?



リズムは音符の形で決まります。



小学校や中学校で習いませんでしたか?



♪←こんなの

とか

♩←こんなの

とか(⌒∇⌒)


この形によって音の長さが決まり、ひいてはリズムが決まります。



もう一度言いますよ?



リズムは音符の形で決まります!


音符の種類をおぼえましょう

「リズムは音符の形で決まる」


ということで、今日はまず、

主要な音符4種類と、その長さの相関関係を覚えてしまいましょう!



楽譜の中で、おそらく出現頻度のトップを走る4種類。

こちらです。
↓↓↓
f:id:mizuHo:20210302003035p:plain




ぱっと出されて名前がすぐに言えた人は、きっと学校の音楽の授業のペーパーテストはばっちりな人ですね!





左から順番に、

  • 全音符(ぜんおんぷ)
  • 2分音符(にぶおんぷ)
  • 4分音符(しぶおんぷ)
  • 8分音符(はちぶおんぷ)

という名前がついています。






気づいている人もいるかもしれませんが、

長さが長い順に並べてあります。

この中では、全音符が一番長く、8分音符が一番短い音符です。




そして、文字に着目!!



”全音符”以外は、全部

2”分”音符、4”分”音符・・・



”分ける”という文字が使われています。





これ、実は


  • 全音符を”2”つに”分け”たもの=2分音符
  • 全音符を”4”つに”分け”たもの=4分音符
  • 全音符を”8”つに”分け”たもの=8分音符


という意味なのです!



つまり、今日あげた4つの音符は、

全音符

↓(半分)

2分音符

↓(半分)

4分音符

↓(半分)

8分音符


という一つずつ半分にしていった長さになるのです!




改めて音符の形も見てみると、短い音符になるにつれて

だんだん形も複雑になっていきますね・・・。






少しは覚えやすくなったでしょうか?


リズムを演奏できるために

さて、長さがわかったところで、

今度はこれを見てリズムを演奏できるようにならないと、楽器の演奏にはつなげられません!






ということで、今日の記事の最後に、

この4つの音符をつかったリズムを

演奏できるようにするためのコツをお伝えしたいと思います。






前項では、長さを理解するために

”全音符”

を基準に説明しましたが、





実際にリズムを演奏するときには

”4分音符”

を基準に考えるのが一番わかりやすいです。





では、やっていきましょう。

リズムのとらえ方

4分音符

皆さん時計をイメージしてください。
f:id:mizuHo:20210302003628j:plain



カチ、コチ、カチ、コチ・・・


となっている時計の音。



秒針が1秒ごとに刻んでいるこのリズムが

4分音符のリズムだと思ってください。


つまりこう↓↓↓
f:id:mizuHo:20210302003103p:plain






(ちなみに、この時計の秒針のようにリズムを刻んでくれる、「メトロノーム」という機器を音楽の練習の時などによく使います。それでわかる人はそれで。)

2分音符

4分音符と2分音符の長さの関係については、先ほど説明しました。


4分音符は、2分音符の半分の長さ


でしたね!


なので、リズムを刻むときはこうなります
↓↓↓
f:id:mizuHo:20210302003111p:plain



皆さんも、時計の針(またはメトロノーム)に合わせてやってみましょう。


全音符

さて、全音符も考え方は一緒です。

全音符の半分が2分音符、2分音符の半分が4分音符。


つまり、全音符は

4分音符の4倍の長さです。


つまり、リズムはこう
↓↓↓
f:id:mizuHo:20210302003118p:plain


これも、時計の針(またはメトロノーム)に合わせてやってみましょう。


8分音符

それでは最後、8分音符。



これは、

4分音符の半分の長さ

でしたね!




つまり、

秒針1秒の中に二つ入れてしまえばいいのです!


つまりこういうこと
↓↓↓
f:id:mizuHo:20210302003124p:plain






ただし、一つだけ注意。

”2つ入れる”といっても適当に入れればいいのではなく、

あくまで2つの8分音符の長さは均等です。


秒針のカチ、コチのガイドがなくなる分おろそかになりがちなので、気を付けてくださいね!



まとめ

というわけで、今日の記事では

リズム読みの基本を押さえました!



主要な4種類の音符の形とリズムは理解できたでしょうか?


それでは最後にまとめ問題!

このリズムもたたいてみてください!
f:id:mizuHo:20210302003030p:plain


できたかな?

それではまた次回!
下のバナーから応援もよろしくお願いします。


にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

音楽の知識をもっと勉強したい人におススメの書籍

こちらは音大生や音大受験生からも信頼が厚く、長年愛されている書籍です。
ド定番中のド定番ですね。
本当に基本的なことから発展的なことまで網羅されているので音楽についてきちんと勉強したい人にはお勧めです。

巻末には問題集もたっぷり掲載されているので、読むだけでなく練習もできて、しっかり知識を身に付けられます。


究極の楽典 -最高の知識を得るために

究極の楽典 -最高の知識を得るために

テレビなどにもよく出演している作曲家青島広志さんの著書。
いつも番組で面白い話をされていますが、本の中でも切り口が独特で面白い!

音楽の仕組みそれ自体の知識だけではなく、歴史や文化についてもちりばめられていて、幅広い知識を得ることができると思います。


同じ著者でこんな書籍も。

やさしくわかる楽典

やさしくわかる楽典

初心者向けにやさしく解説されていて、とてもよみやすい。導入にはもってこいです!
こちらも単なる知識だけではなく、コラムが盛りだくさんでそれがまた面白い。

初心者向けとはいえ、音楽にある程度精通している方でも十分に楽しめる内容だと思います!


🎵プロフィール

🎵コンサートのお知らせ
blog.piano-mi66.me